新しく登場した添加物とは?
今回は、出来てまだまだ新しい添加物についてご紹介していきます。
実は少し前には誕生していたものなのですが今まで、あまり見かけませんでした。
しかし最近スーパーを物色していると、、、ちょくちょく目にとまるようになってきたのです。
そんな、「新種の添加物」について今回は掘り下げてお伝えしていきます!
新型添加物の紹介
噂の新型添加物とは一体何者なのか、、、
それはなんと、「人工甘味料」の仲間!なのですが
そもそも「人工甘味料」ってなぁに?という疑問が飛んできそうなので、まずは「人工甘味料」について軽く説明していきますね。
これまでに、良く目にすることが多かった人工甘味料に
・アスパルテーム
・アセスルファムカリウム
・スクラロース
などがあります。
アスパルテームは、アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つのアミノ酸を結合させて製造される人工甘味料で、日本国内の大手メーカーも製造しています。
アセスルファムカリウムは、ジケテンという物質と酸性洗浄剤などに使用されるスルファミン酸を反応させ、無水硫酸を加えて化学合成により製造されています。
スクラロースは、砂糖に化学的な合成処理を行い、砂糖に塩素原子を3個加えて製造します。
上記3ついずれも砂糖の数百倍もの甘味度を持つため、砂糖よりも少量で同等の甘みをつけることが可能になります。
そのため大幅な食材費のコストダウンとして役立っているというわけです。
企業へのメリットがかなり高いという事ですね。
アスパルテームとスクラロースは、なんとなく食べ物由来のような感じがするけど、アセスルファムカリウムなんて、そもそも人間の食べ物じゃない感じしかしないですよね(笑)
これらの人工甘味料たちは企業へのメリットは高くとも、私達人間の身体に対してはデメリットの方が大きいです。
現に、以上3つのどの人工甘味料にも身体への危険性が報告されています。
- アスパルテーム:味覚異常、腸内環境の撹乱、発がんのリスク
- アセスルファムカリウム:ラットの実験による死亡例、発がん性のリスク、胎児への影響が出やすい
- スクラロース:加熱による発がん性のリスク
などが主に報告されています。
これらの人工甘味料は
・ガムやグミなどのスナック菓子
・清涼飲料水
・ご当地のお土産
などに良く入っている事が多いですね。
みなさんも、商品を購入する際にぜひ裏面の「原材料」の表示を毎回確認するようにしてみてくださいね。
人工甘味料3トリオにきっとすぐに出会えることでしょう。
新型添加物はどんな添加物なのか
では、本題に入り、新型添加物である
ネオテーム
アドバンテーム
についてご紹介していきます。
この「テーム」という特徴的な語尾でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが
お察しの通り「アスパルテーム」の仲間に分類されていきます。
もっと分かりやすく言うと「アスパルテーム」の進化系です。
もう少し詳しく「アスパルテーム」についておさらいしてみると、アスパルテームは1981年に認可された添加物で強烈な甘みをもっています。
どれくらい甘いかというと、、、なんと砂糖の200倍!!
夢の添加物と思われた矢先に、先程説明したように味覚異常、腸内環境の撹乱、発がんのリスクが報告されてしまった人工甘味料でした。
ネオテーム
では、そんなアスパルテームの進化系である「ネオテーム」はどれだけ甘いのかというと、、、
なんと、砂糖の1万倍!!!
先程の200倍でも驚きの甘みでしたが、比にならないぐらの強烈な甘みだということが分かります。
そんな「ネオテーム」は2007年に認可された添加物で、まだあまり実態が明確になっていないのです。
論文の数で言うと、アスパルテームは1648本もの論文があるのですが、ネオテームはわずか99本しか報告がありません。
とは言っても、毒性試験をクリアしているので安全性が認められている、ということになるのですが、アスパルテームも1981年当時は毒性試験をクリアし、安全性が認められ、食品に使われるようになりました。
しかし、年月が経つにつれて人体リスクへの報告があとを絶たないわけです。
ネオテームも年月と使用頻度とともに人体リスクの報告が増えていっても不自然でないと言えますよね。
アドバンテーム
お次に「アドバンテーム」ですが、こちらはアスパルテームの超進化系のような甘味料です。
アドバンテームは日本のある企業が開発しており、2014年に認可された人口甘味料です。
気になるアドバンテームの甘みについてですが、、、なんと砂糖の2万~4万倍!!!!
これだけ甘いととっても身体に悪いような気がしてきます。
実際、どいういったリスクがあるのか?というところが気になるのですが、こちらも論文がまだまだ少なく、25本しか報告されていません。
未知の人工甘味料ということで、人体へのリスクが報告されるまでには時間がかかりそうです。
アスパルテームが認可されてから「発がん性がある」と報告されるまで約40年もの月日が経っています。
同じように考えると「ネオテーム」「アドバンテーム」のリスク報告がされるのはまだまだ先になることが予測されますね。
私達も食べているかもしれない?どの商品に入っているの?
さて、そんな「ネオテーム」「アドバンテーム」ですが、どのようなリスクがあるかわからないとされているので、私としては、できるだけ避けていきたい。と強く思います。
では、一体どんな商品によく入っているのか?という部分をご紹介していきますので、みなさんで一緒に「ネオテーム」「アドバンテーム」から遠ざかって、できるだけ健康リスクを減らしたライフをおくりましょうね。
スーパーやコンビニで見かけるあの商品
私が実際にスーパーやコンビニ、ネットで調べた結果、
<ネオテーム>
グミ製品
プロテイン
海外のポテトチップス
おせんべい
<アドバンテーム>
健康補助食品
低カロリー甘味料
ダイエット食品
カップラーメン
プロテイン
主にこのような製品に使われていることが多いということが分かりました。
ザッと見てみると、子どもたちが好きそうなスナック菓子類や健康になりたい人のためのダイエット、健康系などの商品にも多く含まれていることが分かりますね。
これらの事実は個人的にはとても残念だなぁ~と思います。
私が管理栄養士としてダイエット指導、健康指導をしていく中でも多く見てきた例なのですが、生徒さまが「ダイエットのためにこれ食べてるんです!」と言ってみせてくれた商品が全然健康によくない商品だったこと。
むしろ太りやすくなるし、健康リスクの高いもの。
今までに何度あることか、、、。
世の中にはダイエットに悩む人、健康問題を抱えている人が本当に本当にたくさんいて、その悩みの深さは底が見えない程深くて、その人達の気持ちをうまく利用した商品を作って世の中に拡散なんて絶対にしてはいけないんですよ。
一時的に企業には大きな利益が出るかもしれません。
しかし身体は少しずつしばまれていき、50年後、100年後に、症状があらわれてきて、日本人のポテンシャルが下がっていくことは想像できることですよね。
このようなことが繰り返されれば国力が落ちていくのも簡単に予測できます。
現に、先進国アメリカ、ヨーロッパ等では食品添加物の規定が厳しく、日本よりも添加物の摂取量はかなり少ないですし、実際にがん患者の人数も減少傾向です。
しかし、日本ではまだまだ法律はゆるいままです。
私達一人ひとりが正しい知識をつけて、自分と、自分の大切な人たちの身を自分で守らないといけない時代になってきてますね。
まとめ
今回は新型添加物「ネオテーム」「アドバンテーム」についての特集でした。
どんどん新しい添加物を導入してくるこの「日本」という国でで生きていくには、私達は自分の身は自分で守らないといけないとお伝えしました。
自分の身を守る具体的で簡単な方法として、マストにしてほしいことが「原材料をみる」ことです。
商品を手にとってお買い物かごに入れる前に、一度くるっと後ろに返し、裏の原材料表示を確認してみてくださいね。
今回学んだ人工甘味料たちが入っている場合はできるだけ、商品棚に戻してあげましょう。