瞑想は意味ない&効果ないって本当?効果はいつから?デメリットも気になる

有名な起業家や大手企業が取り入れている『瞑想』に興味を持ち、実際にやってみたという声をたくさん聞きます。

効果を実感する声がもちろん多いのですが、一方で「意味ない」「効果ない」という声も。

瞑想をやってみたいけど色々な噂を聞いたりしてなかなか一歩踏み出せない方もいるかもしれませんね。

今回は、

瞑想が意味ない、効果ないと言われるのはなぜか?
効果はいつから出るものなのか?

などについてまとめていきます!

 

【この記事でわかること】
瞑想が意味ない、効果ないと言われる理由がわかる
瞑想の効果がいつから出るものなのかがわかる
瞑想のデメリットがわかる
瞑想で魔境に落ちるとはどういうことなのかがわかる

 

瞑想は意味ない&効果ないって本当?

Concentrated woman sitting in lotus position yoga at summer garden park plants and blossom flowers

多くの企業にも取り入れられている「マインドフルネス瞑想」

「マインドフルネス」とは、「今この瞬間に集中する」ということを指します。

この状態にするために「瞑想」を行うんです。

瞑想にもさまざまな種類がありますが、呼吸を利用する瞑想が基本となっていますね。

あぐらを組んで目を閉じて深呼吸をしながら、その呼吸に意識を向ける…

一見、とっても簡単そうに見えるので気軽に取り入れてみた方も多いでしょう。

でもやってみてわかるのが、意外に難しいということ。

呼吸に集中しようと思っても、

「明日の仕事は…」
「あの資料どうなってたかな」
「明日は〇〇さんと会う日だな。ちょっと苦手なんだよな…」

色々なことが気になったり、不安やストレスを感じることを思い出してしまったりするものです。

こういった今関係のないことを雑念と言います。

今考える必要のない雑念がなぜか思い浮かんできて、それがストレスとなり、

瞑想しているとしんどくなる
意味がない
効果がない

と感じてしまう原因になります。

手をおでこに当てて考え込む男性

雑念が浮かんでくる人もいれば、じっとしていられないという方もいるでしょう。

「ただ座って目を閉じて呼吸に集中するだけ」なのに、多くの人はそれが苦手なのです。

単純に「じっとしていることが苦手」と言えます。

私たちは常に動き回っていますよね。

仕事や家事や趣味の時間でさえ、身体のどこかを動かしています。

人の話を聞いているときも、手をモゾモゾ動かしたり、足をゆすったり、人間はそもそもじっとしているのが苦手だと考えられます。

だから、瞑想で10分じっとしていることなんてできるはずがないんです!

なんて言うと元も子もないのですが、瞑想の効果を実感したいなら、訓練するしかありません。

身体が動いてしまうのは、心が落ち着かないからとも言われていて、心を落ち着かせるために瞑想をするので、瞑想を訓練すれば心が落ち着き、じっとしていることもできるようになると言うわけです。

そして、その訓練をするためにはとにかく継続しなければいけません。

瞑想は筋トレと同じです。

筋トレは身体のトレーニング
瞑想は心のトレーニング

と考えてみてください。

筋トレを一回やっていきなりムキムキになるなんてことはないですよね?

瞑想も同じです。

一回やっただけで

雑念が思い浮かばなくなった
じっとしていられるようになった
ストレスがなくなった

そんなことはありません。

続けることで徐々に効果を実感するものなのです。

 

瞑想がうまくできないときのコツ

アイデアが浮かぶ

上記の理由から瞑想の効果を実感できない、瞑想はしんどいと感じている。

でも、

ストレス軽減したい
集中力を高めたい
瞑想をやってみたい

と思っているのなら、とにかく続けるしかないです!

そのためには、無理をしないことが重要になります。

  • 一回の瞑想時間を短くする
  • 瞑想する時間を決める
  • 雑念が浮かんでも良しとする

これらのことを意識してみましょう。

 

一回の瞑想時間を短くする

木の間に置かれた時計

瞑想は20〜30分行うことが効果的と言われています。

しかし、いきなり20分はかなり辛いです。

筋トレの初日にスクワット50回なんてできないですよね。

まずはスクワットであれば

正しい姿勢で1回1回丁寧に、まずは10回から

こんな感じで最初はレベルを落として徐々にステップアップしていくと思います。

瞑想も、いきなり20分ではなく、2分、3分から始めてもOKです!

 

瞑想する時間を決める

瞑想を習慣にするには、一日の中で瞑想する時間を決めることです。

例えば、朝起きたときにやるとか、お昼ご飯を食べた後にやるとか、寝る前にやるとか。

自分の習慣の中に組み込むことで、継続しやすくなります。

朝起きる→トイレに行く→顔を洗う→瞑想する→朝ご飯を食べる

こんな感じでいつも行う朝のルーティーンに組み込むのです。

もちろん最初は習慣にすることも難しいと思います。

しかしこれも続けていると身体に染み付いてきます。

瞑想をする時間が身体に染み込んでいくことで、いつの間にか、瞑想で座っていることが苦にならなくなるはずです★

 

雑念が浮かんでも良しとする

モヤモヤとする男性

雑念は必ず浮かぶものです。

雑念が浮かばないようにするというのはとても難しいことなのです。

雑念を振り払おうとすることが余計にストレスになったりするので、振り払おうとするのではなく受け流すのです。

瞑想は「今の状況を意識すること」

雑念が浮かんできたら「あ、雑念が浮かんできたな」と受け入れる。

そして呼吸に意識を戻す。

また雑念が浮かんでくる。

また呼吸に戻す…

この繰り返しこそが瞑想なのです。

ですので、雑念が浮かんできてもOK!それも受け入れていきましょう。

 

瞑想の効果はいつから出る?

瞑想は継続することで効果を実感するものですが、具体的にどのくらい続ければ良いのでしょうか?

メディテーションサロンを運営する株式会社MELONが実施したアンケート結果によると

2週間以内に効果を感じた方が16.6%
4週間で効果を感じた方が51.6%
8週間で効果を感じた方が85.3%

となっています。

早ければ2週間で効果を実感する方がいる、ということは、最低2週間は続ける必要があるということですね!

どこでも気軽に始められるから、簡単にできそうですが、続けるとなるとなかなか難しいのが瞑想。

でも、これからの長い人生、しっかりと心のトレーニングをすればストレスや不安を感じることが少なくなり、集中力やパフォーマンスが上がると考えれば、2週間頑張ってみる価値はあるかもしれませんよ♪

 

瞑想のデメリット

メリットとデメリット

瞑想について調べてみると、とにかく効果を実感したという声ばかりが出てきます。

SNSを見てみても、あまりマイナスなことは書かれていませんでした。

しかし、メリットがあればデメリットもあるはず。

デメリットも把握した状態で自分で納得して瞑想をやってみたいですよね。

 

瞑想に依存してしまう

瞑想のデメリットで最も言われているのが、瞑想に依存してしまうという状況です。

「瞑想をしないと集中力が向上しない」
「瞑想をしないと落ち着かない」

など瞑想に依存してしまう可能性が出てきます。

瞑想を信じる気持ちが強すぎるとそれはそれで依存という方向にいってしまうのです。

そのためにも、瞑想はご飯を食べるのと同じように、一つの生活習慣として取り入れてみたり、無理なく行っていくのがちょうど良いと考えられますね。

 

自己肯定感が下がってしまう

瞑想は毎日継続することが重要です。

これは本当に大切なことなんですが、人によっては

毎日やらなければいけない

できなかった

できなかった自分を責める

といった感じで自己肯定感を下げることになる場合もあります。

義務感で行っていると、こういった自己肯定感を下げるような感覚が起こりやすくなります。

瞑想できなかったことに落ち込んだり、ネガティブな感情が強いときはやめる勇気も大切です。

 

不安感が増大してしまう

胸を押さえて苦しそうな男性

瞑想をしていると必ず雑念は思い浮かぶものです。

その雑念がストレスや不安を感じるようなもので、そのことをずっと考えてしまうと余計に不安感が増してしまうこともあります。

ストレスや不安を感じる雑念が浮かぶことはよくあります。

その場合、受け流して呼吸に意識を向ける、また浮かんできたら受け流してまた呼吸に意識を戻す、この繰り返しをしていくことが瞑想そのもの。

でも、どうしても

不安なことが思い浮かんで呼吸に集中できない
ずっとそのことを考えすぎてしまう

そうなったら瞑想は中断して、自分が最もリラックスできることに切り替えましょう。

 

瞑想で魔境に落ちるとは?

瞑想のデメリットについて調べていると、『魔境に落ちる』ということが出てきました。

「魔境に落ちる」ってイメージだけでめちゃめちゃ怖くないですか!?

意識がどこかに飛んでしまうのか?
幻覚とか幻聴が起こるのか?

と良からぬ妄想をしていたら…

思った通り、不快な体験をすることを魔境と言うようです。

自我が肥大した状態とも言えます。

瞑想をすると、自我が薄くなって落ち着くはずが、それが肥大していくんだそう。

瞑想の効果とは逆のことが起こるのですが、これは主に、修行僧のように瞑想を極めたような人に起こることのようです。

日常生活に取り入れる程度の瞑想ではこのようなことは滅多に起こりません。

また、「ブッダに会った」「神を見た」などスピリチュアルなことを発言する人も現れています。

こういった体験も、瞑想を信じきっていたり、スピリチュアル的なことを望むような方に多いんだそう。

ここまでではないにしても、現実とは違う幻覚や幻聴のようなものを体験したり、精神的・身体的に不快を感じたりするときは、瞑想を中断するのが良いでしょう。

 

まとめ:瞑想は意味ない&効果ないって本当?効果はいつから?デメリットも気になる

疑問を持っている女性

瞑想が意味ない、効果がないと感じる理由として、

雑念が浮かんできてストレスになっている
じっとしていられないのが苦痛
継続できていない

ということが考えられます。

瞑想で雑念が浮かんできても仕方ありません。

それを受け流し、呼吸に意識を戻すことを繰り返すのが瞑想なのです。

瞑想は20〜30分行うのが理想とされていますが、最初のうちは2分でも3分でも構いません。

レベルを落としたところから始め、徐々にステップアップしていきましょう。

瞑想の効果は

早い人で2週間
半数が4週間
8割の方が8週間

で効果を実感しているとのこと。

最低2週間続けることが必要となります。

瞑想には、瞑想に依存したり、自己肯定感が下がったり、不安感が増大したりといったデメリットももちろんあります。

上手に日常の習慣として瞑想を取り入れたり、瞑想をしていてどうしてもリラックスできない場合は中断して、他にリラックスできる方法に切り替えるなど、うまく付き合っていくことが重要です。

 

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