美容やダイエット、デトックス効果があると言われる「半身浴」ですが、半身浴って女性の習慣になっているイメージではないですか?
男性では最近はサウナが人気だったりしますが、自宅でも簡単にできそうな半身浴が気になっている男性も多いはず。
半身浴は男性がやっても良いのか?どんな効果があるのか?気になることを調べてみました!
【この記事でわかること】
半身浴が男性にどんな効果があるのかがわかる
半身浴とサウナの違いがわかる
半身浴のメリットとデメリットがわかる
半身浴は男性にも効果ある?
半身浴とは、お風呂の入り方の一つで、バスタブに座った状態で下半身(みぞおちくらいまで)を浸からせる入浴方法です。
肩まで浸かることを全身浴と言います。
全身浴に比べて、半身浴は少しぬるめのお湯に浸かるため、身体に負担をかけずに効果を得ることができます。
心臓や肺に負担をかけたくない人
高血圧の人
湯船に浸かると息苦しく感じることがある人
に半身浴がおすすめされています。
半身浴の代表的な効果としては
- ダイエット効果
- 美肌効果
- デトックス効果(むくみ改善)
- リラックス効果
が挙げられます。
どれも女性が手に入れたい効果ですが、もちろん、男性にも効果はあります!
半身浴の効果として最も大きなものは、長時間浸かることを利用できるデトックス効果ではないでしょうか?
実は、全身浴も半身浴も効果はほとんど同じです。
身体への負担を考えて選択すれば良いだけ。
ただ、デトックス効果は半身浴だからこそ得られる効果でもあります。
身体が温まると、下半身に溜まった血液やリンパ液は上半身に戻ってこようとします。
血流が良くなって、筋肉や内臓に栄養分が届きやすくなるのです。
血行が良くなった状態をキープしていることで、むくみが解消されやすくなります。
さらに、毒素を排出する働きがある腎臓が温められることで腎臓が活発に動き、老廃物が排出されるというわけです。
血液循環が良くなったり、腎臓の働きが良くなることで利尿作用も働くため、お風呂に入るとトイレに行きたくなるのはそのためですね!
身体が温められている状態が長く続く方がむくみ解消には効果的なので、半身浴の方が効果が高いということになります♪
半身浴とサウナの違いは?
最近のサウナブームで男性ならサウナにハマっているという方も多いですよね!
半身浴もサウナもどちらも身体を温める効果は同じだと思いますが、具体的にどう違うのかを調べてみました。
まず根本的な違いとして
半身浴(全身浴)はお湯(液体)に身体を浸からせる
サウナは空気の中(気体)に身体を置く
という違いがあります。
直接的に身体に触れないため、お湯の温度より高温でもサウナの空気の温度では火傷しません。
効果に関しては、半身浴もサウナも同じような効果を得ることができます。
半身浴や全身浴の場合、
お湯による水圧のおかげで下半身に溜まった血液やリンパ液が全身に巡り血流が良くなる
浮力のおかげで身体が軽くなって、関節が動かしやすくなる
という効果があります。
サウナだと、これらの効果は大量の汗をかくことで得ることができます。
サウナの大きな特徴は、サウナと水風呂を繰り返す温冷交互浴です。
身体が温められると交感神経が活発になり、水風呂で身体を冷やすと、休息を促す副交感神経が優位になります。
この繰り返しによって自律神経が鍛えられ、日常生活でも交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになって、リラックス効果や疲労回復効果に繋がるのです。
サウナの方がより刺激的で、短時間で汗をかき、効果を発揮できると考えられますね。
半身浴のメリットとデメリットまとめ
半身浴は自宅でも気軽に実践することができます。
半身浴ならではのメリットやデメリットはあるのでしょうか?
まとめていきます。
半身浴のメリット
半身浴のメリットとして挙げられるのは
疲労回復できる
むくみを解消できる
リラックスできる、安眠できる
身体への負担が少ない
などです。
①疲労回復できる
身体がじんわりと温められることで温熱作用が働き、血流がスムーズになります。
下半身から上半身へと血液が身体を巡ることで栄養が行き届きます。
新陳代謝が良くなり、疲れが取れたり、身体がスッキリとした感覚を味わうことができるのです。
②むくみを解消できる
私自身も半身浴を実践しているのですが、始めた目的は「むくみの解消」でした。
先述した通り、身体を温めることで、老廃物を排出する腎臓の動きが活発になったり、血流が良くなった状態をキープできることでむくみの解消に繋がります。
体重が減るようなダイエットの効果はそこまで感じなかったのですが、むくみが気にならなくなったことで、老廃物の排出ができて、太りにくくなったという感覚がすごくあります。
基礎代謝が良くなったのか、体脂肪率が落ち、落ちた状態をそのままキープできているのも、半身浴の効果ではないか?と感じています。
③リラックスできる、安眠できる
お風呂に浸かると、気持ち良さから「あ〜~♫」とついつい声が出てしまうこと、ありませんか?
リラックス状態になり、お風呂の時間で副交感神経に切り替えることができます。
睡眠を促すためには、身体の中の深部体温を下げることが必要になるのですが、深部体温を下げるためには、一度上げることが重要です。
その深部体温を上げる方法としてお風呂に入ることはとても効率的です。
お風呂から上がって、2,3時間ほどで深部体温はスムーズに下がっていき、心地の良い眠気に誘われるというわけです。
年齢を重ねると深部体温は下がりにくくなるため、一度深部体温を上げるという動作を挟むのが良いのです。
半身浴や全身浴は、足先からお湯に浸かり、下半身から温まっていくので、足元や足先が冷えるという冷え性の方にも効果的ですね。
私もなかなかの冷え性ですが、半身浴をした後は、足元が真っ赤になるくらい温まっています。
放置してるとすぐに冷えてしまうので、上がったらすぐにボディクリームでマッサージをしてレッグウォーマーや靴下を着用するようにすると、寝るときまで足元が温まっています☆
④身体への負担が少ない
サウナでも全身浴でも、疲労回復効果やむくみ解消、デトックス効果、リラックス効果はありますが、半身浴は「身体への負担が少ない」ということが最も大きなメリットだと考えられます。
心臓や肺に不安がある方
サウナでは息苦しくなってしまうという方
全身浴での水圧が苦手という方
には、半身浴が持ってこいです!
サウナや全身浴よりも、長くお湯に浸かっていることができるので、忙しいビジネスマンであれば、読書をしたりアロマをたいてみたり、リラックスする時間をあえて作りたいときにピッタリですね!
半身浴のデメリット
半身浴をするにあたって、気をつけておきたいポイントもあります。
半身浴をするときに私も陥ったことがあるのが、上半身が冷えるということです。
下半身は温かいお湯に浸かっているから温かいのですが、上半身はお湯に浸かっていないので冷えてしまったことがあります。
夏場は平気だったのに、寒くなってくると浴室自体の気温が下がっています。
剥き出しになっている肩から冷えて、20分半身浴をしていてもあまり温まっていないと感じたことがありました。
また、半身浴をするときの温度はぬるめが良い、熱めにならないようにと気をつけていたら、同じく寒くなってきたときに浴室が寒いことでお湯の温度も冷めてしまい、浸かっている下半身までも温まらなかったことも。
これじゃ、逆に風邪を引いてしまってもおかしくありません。
これを予防するためには、
- ぬるめの温度と言われていても、季節ごとに温度を上げて調整する
- 肩に乾いたタオルをかけて保温する
- 浴室暖房で浴室を暖かくしておく
- お湯の温度が下がらないように半分蓋をしておく
といったことが必要です。
健康的なことをしているはずなのに、逆に体調が悪くならないように、季節ごとにお湯の温度や浴室の気温には十分に注意しておきましょう。
また、半身浴のデメリットとしては、時間を要するということもあります。
忙しい方にとって、強制的にリラックスタイムを作るために半身浴は効果的なのですが、20分30分も時間をかけていられない!という方もいるでしょう。
仕事から帰ってきて遅くなってしまったからそんな時間がないとか、飲酒後の半身浴や食事直後の半身浴は良くないので、できない日もあると思います。
半身浴は毎日しなくてもOK。
自分がリラックスしたいときだけ、週末だけ、土日だけにするのも良いですね。
自分へのご褒美タイムとして取り入れるというところから始めてみてはいかがでしょうか?
まとめ:半身浴は男性にも効果ある?メリットとデメリットまとめ
半身浴は、入浴方法の一つで、下半身だけをお湯に浸からせるため、身体全体への負担が少なく、疲労回復やデトックスに効果が期待できます。
疲労回復はストレス解消に繋がりストレス解消は過食を抑えることに繋がるためダイエットにも大変効果が見込めます。
半身浴は女性がむくみ解消などに取り入れている場合も多いですが、男性にももちろん同様の効果があります。
むくみが解消されると全体的に引き締まり、見た目がスッキリとします。
特に脚痩せや顔痩せ効果が顕著にあらわれやすいです。
肩まで浸かる全身浴も半身浴も同様の効果がありますが、心臓や肺に負担がかかる方や高血圧の方、水圧で息苦しさを感じる方は半身浴がおすすめ。
また、サウナも効果としては同様のものを得ることができます。
サウナは、水風呂との繰り返しにより、自律神経が鍛えられる効果があるため、より健康的になりたい、短時間でリフレッシュしたいという方にはサウナの方が好まれている印象です。
半身浴は身体への負担が少ないことが最も大きなメリットです。
足先から温まるため、足元や足先の冷え性が気になる方にも最適。
デメリットとしては、夏場に比べて寒くなってくる冬場には、上半身が冷えやすくなることに注意が必要です。
上半身を保温したり、浴室内を温めたりお湯の温度の調整などを意識しましょう!
また、半身浴は時間がかかるため、時間に余裕がないときには実践できないという方が多いでしょう。
余裕のあるときだけ、週末だけなど特定の日から始めてみるなど、自分のペースで実践してみてください☆