リバウンドを繰り返すのは○○を知らなかったから
さぁダイエットをしよう! と決意して3ヶ月くらい頑張って ある程度痩せるんだけど 数ヶ月経ったらリバウンド、、、
「まぁ、また頑張ったら痩せるから(^o^)」
あなたは ↑コレ繰り返していませんか??
私はダイエット指導をしている管理栄養士です。
今までにたくさんの方々のお話を聞いたり 実際にサポートをしてきて
・いつまでも痩せない人の行動、思考パータン
・リバウンドを繰り返す人の特徴
などを、データにとっていて よく理解しています。
カロリー制限を頑張っていたり、ダイエット食を一生懸命作ったり、夜ご飯を抜きにしたり、人それぞれに血のにじむような努力をされていて 私は心の底から拍手喝采を贈りたい。
そんな真面目でストイックな方ばかりがなぜかリバウンドを繰り返してしまっているのです。
そして、好きなものを好きなだけ食べているようなそんな人ほど「ダイエットしたことない~」とか言って体型がスリムだったりするんですよね。
さて、なぜこのようなことが起きているのでしょうか?!
努力を惜しまずストイックな人が一生死ぬまでダイエットに苦しんで、何も努力をしていなさそうな人ばかり得をしているなんて、不公平にも程がありますよね?
実は ストイックタイプでリバウンド常連客の人の 食生活の特徴でよく見かけるのが
・コンビニ食、加工品が多い
・水分摂取は基本ジュース
・食べなさすぎる
この3つの特徴があります。
最初の2つのポイントの中に含まれる大きな原因はまさしく「食品添加物」なんですよね。
では本当に「食品添加物」が原因だと言えるのか?
研究結果があるので いくつか発表していきます。
米国のハーバード公衆衛生大学院の研究結果
この研究結果は ヒトを対象としたランダム化プラセボ対照臨床試験と、マウスを用いた動物実験の、それぞれのデータを統合したもので、科学誌「Science Translational Medicine」オンライン版に掲載されました。
パンやチーズ、焼き菓子、様々な加工食品に使用されている「プロピオン酸」という食品添加物についてですが、「プロピオン酸」を慢性的に大量に摂取していると代謝に異常があらわれ、体重増加とインスリン抵抗性が引き起こされるおそれがあると結論されました。
さらに研究チームは、ヒトが通常摂取するのと同等の用量のプロピオン酸であっても、マウスに与え続けると、有意な体重増加とインスリン抵抗性をもたらすことも発見しました。
※インスリン抵抗性とは 血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の感受性が低下し「インスリン」の働きを発揮できない状態。
血糖のコントロール不調の状態で糖尿病を引き起こしやすい状態のこと。
アメリカでの人体実験
アメリカ国立糖尿病消化器病腎臓病研究所の上級研究員のKevin Hallさんという方が出した論文にある実験結果です。
実験内容としては 健康体のボランティア20名を集めて超加工食品と非加工食品を2週間ごとに食べ分けてもらう、という内容でした。
ルールとしては超加工食品も非加工食品も同じカロリー、油分、塩分で栄養士が計算した食事を準備し、準備した食事を全部食べてもOK、残してもOK、間食は自由にとってOK、というものでした。
実験開始たったの2週間で超加工食品と非加工食品チームですでに差が歴然としてきました。
超加工食品チームのほうが1日平均して500kcalも多く食べすぎていたのです。
超加工食品:体脂肪がつき、約1ポンド(454g)体重が増加
非超加工食品:体脂肪が落ち、約1ポンド(454g)体重が減少
という結果になりました。
管理栄養士目線の意見
以上にご紹介したのは2つの研究結果ですが、これ以上にもまだまだ研究結果は存在します。
そして、この研究結果を見て私は「当然そうなるだろう」と、自分の経験を通しても納得することができています。
添加物で太った人の実例
100人以上にダイエット指導してきた中での実際のエピソード
実際に私が今まで約100名以上の方にダイエット指導をしてきた中でのあるエピソードをご紹介します。
法務事務所を経営されているAさんという方のダイエットサポートをした時のお話です。
Aさん 「先生、食べる量を変えたくないんです。その代わり食べる内容は指示にすべて従うので、指定してください。」
とのご依頼内容でした。
身長が170cmくらいで体重は80kg程あり、BMIでは肥満を指す数値にあります。
食事の指定は全てこなしてくれるということだったので、本人の生活に支障のない程度に食事内容をプロデュースしました。
当初の食事内容は
コンビニの飲み物
サンドウィッチ
夜ご飯もコンビニお弁当
夜ご飯は必ず毎日マヨたっぷりトッピング
が日課。
まさに加工品のオンパレードでした。
食べてる量はそこまで多くはないのですが (これが特徴) なぜか体重が落ちない。
こんな現象に苦しめられていました。
この加工品オンパレードの食事内容を
・コンビニでも添加物のマシな商品を指定
・夜ご飯は定食屋のお弁当に変更
・マヨの量は変えずに無添加のマヨに変更
1ヶ月このような食事内容で食事量は変えずに過ごしてもらいました。
結果は1ヶ月で体重は、なんとマイナス4キロ!
ポイントなのが本人は全く無理はしていないとのことでした(^o^)
その後3ヶ月後にマイナス10キロを達成したとご報告がありました。
食事内容は私が提案した方法を続けてくださったそうです。
この方が変えたことは、食事量でもカロリーでも塩分でもなんでもなく、ただ「添加物の摂取を減らした」たったこれだけなんですよね。
添加物で太るメカニズム
実際に添加物で太った研究結果や添加物を減らして痩せた人のエピソードをご紹介しましたが、では、どのようなメカニズムによって添加物が太ることを誘発してしまうのでしょうか?
身体の中でどのような事が起きているの?
例えば 「アミノ酸等」という、どんな加工食品にもよく使用されている旨味成分代表の超オーソドックスな添加物で太るメカニズムを説明します。
「アミノ酸等」は体内でグルタミン酸と水酸化Naに分解され、グルタミン酸は血中濃度上昇を引き起こし水酸化Naは余分な塩分を吸収してしまうことで主に「むくみ」の減少を引き起こします。
そして、アミノ酸等は人工的な中毒性のある「旨味」を再現した添加物なので、私たちに強い快感を与える添加物でもあり「塩なれ効果」「味覚異常」を引き起こしてしまいます。
「アミノ酸等」を頻繁に口にすることで
「もっと欲しい」
「物足りない」
「また快感を味わいたい」
まるで薬物かのような中毒性を私たちに覚えさせて、病みつきになり何度も食べたくなるようにさせられているのです。
例えばポテトチップスなどはアミノ酸等の入っている代表的なお菓子ですよね。
食べだしたら止まらないしポテトチップスを食べたからと言ってお腹が特別満足するわけでもなく、さらにお酒やご飯が進んでしまったりします。
きわめつけに、加工食品は劣悪な食材が使用されていることが多く、栄養素がかなり低いことが多いため、食べても食べても身体の栄養になることがなく、むしろ内蔵を傷つけたり、身体の負担になるので更に栄養素を欲して食べ物を求め続けます。
いつまでも満足できない状態が続き、精神的不満足にも繋がり、お酒、タバコが進んでしまったり、うつ病、人間関係の悪化、仕事効率の低下まで招いてしまう結末になります…
ダイエットへの活用方法
「添加物=太る」という事実が明確に理解できてきましたね。
それでは、あなたも今日から添加物フリーの生活を始めてみましょう!
とは言っても
「添加物の避け方がわからない」
「添加物の判断の仕方がわからない」
という方がほとんどだと思います。
そんな方へ 添加物の摂取を今より格段に減らす超オススメな方法をご紹介します。
それは 「コンビニへ行く頻度を減らす」 です!
正直コンビニに売ってる食品で添加物の入っていないものを探す方が難しいです。
そんなコンビニで添加物の入っていないものを探すほうが上級者。
難しいことをするくらいならそもそもコンビニに行く頻度を減らすほうがよっぽど簡単ですよね。
コンビニでお弁当を買っていた代わりに定食屋さんでランチ、お弁当屋さんでテイクアウトしてみてください。
コンビニでパンを買っていた方は街のパン屋さんで手作りパンを買ってみてください。
買う場所を変えるだけでダイエットと健康に繋がるのならやる他に方法はないですよね!
自炊を始めたり、やたら高価なサプリを購入するわけでも無いのでこんな敷居の低いダイエット方法はないと思いますよ。
まとめ
今回は 「添加物によって太るのか」 というみなさんが抱いている疑問を、実際の研究結果や私の経験、体内のメカニズムによって 管理栄養士目線で解説しました。
どうでしたか?
ひたすらに食べる量を減らしたり、わざわざダイエット期間を設けてストイックにダイエットして来られた方からしたら目からウロコだったのではないでしょうか。
とっても簡単で無理なくしかも満足感が増えちゃう!
そんな幸せなダイエット方法なので、これが人生最後のダイエットにしたい方に、絶対に試して頂きたいですね!
みんなで一生リバウンドしない身体手に入れましょうね!